専門用語は横文字ばかりで、わかりにくいですが我ら意識高めのIT人材は何かと横文字を使いたがります。
この傾向に対し、クライアントさんやライターさんは…
「え?何言ってんの?」
「日本語しゃべって?」
「ルー大柴?」
なんて、思う方も多いのではないでしょうか?
私自身、専門用語を極力使わないようにしているのですが…気が付いたら「アジェンダ」
「エビデンス」「ファクト」…良く使っています。
そんな、気を付けても口癖のようにIT人材が発してしまう専門用語をわかりやすく解説します。
コンサルタントが発する言葉の意味が分からない人、新入社員で先輩の話す言葉の意味が分からない人は参考にしてみてください!
なぜIT人材は専門用語(いわゆる横文字)を使いたがるのか考察
IT人材は僕含めて何かと専門用語を多用したがります、その理由は何なのでしょうか?
完全僕の主観と偏見で考察していきます。
上司が使っていて理解しようとして移ったケース
どのIT人材も、最初はIT人材ではなく純粋無垢な学生でした。
しかし、IT業界に飛び込んですぐ「専門用語」の壁にぶち当たります。
上司が発する難解な言葉「IT用語」…これを理解するためには、ひたすらその言葉をメモし覚え使い、癖になり使わない日常に戻れなくなるケースです。
一度癖になったら最後…もう、通常の日本語は離せなくなってしまいます。
他業種に対してIT業界感を出したいケース
IT業界に飛び込んだ人材は、業界に染まっていくにつれ「IT=最先端」と感じ次第に他業種にマウントを取りたい人が現れます。
地元に帰り友人と久々に再開した際…
「あ、お疲れ!リスケ(スケジュール変更)になったけど集まれてよかったね!○○彼女でたんだって?コンバージョン(問い合わせ完了、成約などに使われる)決めたじゃん!」
こんな言葉を発して、嫌煙されるタイプになってしまうケースです。
単純にIT用語を使う自分が世界一格好良いと思っているケース
IT用語と置き換え集
この見出しでは、IT用語を日常でよく使う言葉に置き換えつつ、活用法も解説します!
「あの担当、こういう意味で使ってたんだ」…って理解いただけると嬉しいなと思います。
エビデンス
エビデンスは直訳すると「証拠」や「根拠」と置き換えられます。
Webメディアの業界では、良く使われるのですが「エビデンスは?」「エビデンスがない情報だよね?」という風に使われます。
良く使われるシーン
弊社ではエビデンスに基づいた施策を行っていきます。弊社に蓄積した実績やデータを活用しながら御社に貢献していきますので…
置き換え
弊社は培った根拠に基づいた施策を提供します。弊社に蓄積した実績やデータを活用しながら御社に貢献していきますので…
最初にエビデンスという言葉を聞いた時の率直な感想は、「根拠」って言えばいいのに…でした。
アサイン
アサインはIT業界全体で非常によく使われる言葉です。
アサインは簡単に言うと「人を割り当てる」という意味があります。
良く使われるシーン
御社のプロジェクトについて、弊社の配置転換の都合で新しい人材をアサインすることになったので、ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。
置き換え
御社のプロジェクトについて、弊社の配置転換の都合で新しい担当に代わりますので、ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。
実は僕も「アサイン」良く使ってしまっています…
アジェンダ
アジェンダは会議の時によく使われる言葉です。
アジェンダは予定表や計画を意味して、議題という意味でも使われます。
急にコンサルタントから、本日のアジェンダはと来ても流せるようにしましょう!
良く使われるシーン
本日のアジェンダはコチラです。重要事項としては、プロジェクト予算と目標について決めたいと思っております。会議についてお時間になりましたら、よろしくお願いいたします。
置き換え
本日お話ししたいことはコチラです。重要事項としては、プロジェクト予算と目標について決めたいと思っております。会議についてお時間になりましたら、よろしくお願いいたします。
アジェンダってあんまり使わないですが、業界では良く使う方が多いイメージがありますね…
コンバージョン
コンバージョンは様々な場面で出現しますが主に広告で使われる言葉です。
CVなどとも記載されるので、初めて見る人からするとなんのことだかわかりません……
意味としては、広義の意味での成果を指します。
例えば、リスティング広告(GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用した広告)経由で自社に問い合わせが来ることを成果とした場合、問い合わせがコンバージョンとなります。
そんな、コンバージョンですがやたらコンサルタントは利用するので、覚えておきましょう!
良く使われるシーン
今月のCV数は2件でした。CV数の伸びはあまりよくありませんが、クリック数が増加しているので広告自体の成果としては問題ないかと思います。LP(ランディングページ:広告をクリックしたときに遷移するページ)の改善も必要かもしれませんね?
置き換え
今月の広告経由のサービスの申込数は2件でした。申込数の伸びはあまりよくないですが、クリック数が増加しているので広告の成果としては問題ないですね。広告の遷移先の問題の可能性があると思うので、弊社に任せてみませんか?
コンバージョンって、IT人材同士だと「恋人ができた」ってことにもコンバージョン慕って表現することがあるんです。
ある意味、成果を出しているからですかね…
あと、例文にあるCV数って広告の費用対効果で非常に大切です。
CV数が下がったことを、スルーさせようとする経験が少ない代理店には注意しましょう。
広告側でもやるべきことは沢山あるので。
専門用語を初対面で沢山使ってきたら警戒すべき!専門用語の多用はクライアントからすると意味不明
専門用語の乱立は、ITと関係のない仕事をしている人にとっては本当に意味が通じません。
嫌がらせとも受け取りかねない言葉を使うコンサルタントには、聞き返してしまってよいでしょう!
とはいっても、私自身も使ってしまうことがあるので人のこと言えませんが……
今回紹介したのは、ほんの一部なので「あれが分からない!」「これが分からない!」があれば、記事にしていきますのでご連絡ください!
弊社は、ITに詳しくない方でもお気軽に相談できる会社を目指しているので、インターネットを使った販促やりたいなーって方はご相談くださいませ!