「SEO対策に取り組みたいが、まず誰に相談すればいいのかわからない」——この悩みは、Web担当者になったばかりの方や、初めてSEOの外注を検討する経営者に非常に多く見られます。
SEO対策の相談先は大きく分けて「社内で解決する」「フリーランスに依頼する」「SEO専門会社に依頼する」「総合マーケティング代理店に依頼する」の4つがあります。しかし、それぞれに得意分野・費用感・対応範囲が異なるため、自社の状況に合わない相談先を選ぶと、予算を使い切っても成果が出ないという事態に陥ります。
本記事では、SEO対策の4つの相談先の特徴・費用・メリット・デメリットを徹底比較し、自社の状況別に最適な相談先を選ぶためのフローチャートをお伝えします。「どこに相談すればいいかわからない」状態を、この記事で解消してください。
SEO対策の相談先は4つある
SEO対策をどこに相談するかは、自社の「予算」「社内リソース」「求める対応範囲」によって最適解が異なります。まずは4つの選択肢の全体像を把握しましょう。
| 相談先 | 費用の目安 | 向いている企業 | 対応範囲 |
|---|---|---|---|
| ①社内(インハウス) | ツール費のみ(月1万〜5万円) | Web担当者がいる企業 | 全て自社で実行 |
| ②フリーランス | 月額5万〜20万円 | 予算が限られる中小企業 | コンサル中心、一部実行 |
| ③SEO専門会社 | 月額15万〜50万円 | 本格的にSEOに取り組む企業 | 戦略〜実行まで網羅 |
| ④総合マーケ代理店 | 月額30万〜100万円+ | SEO+広告+SNSの統合戦略が必要な企業 | デジマ全般 |
①社内で解決する(インハウスSEO)
どんなケースに向いているか
社内にWebマーケティングの知見を持つ担当者がいる、またはこれから育成したい場合に適しています。外注コストを抑えながら、長期的にSEOのノウハウを社内に蓄積できる点が最大のメリットです。
メリット
コストが最も低い:SEOツール(Google Search Console、GA4は無料。有料ツールでもAhrefsやRank Trackerで月1万〜3万円)の費用のみで始められます。外注費がかからないため、小規模事業者でも取り組みやすいです。
自社ビジネスの理解度が高い:自社の商品・サービス・顧客を最も深く理解しているのは社内の人間です。外注先に事業を説明する手間がなく、ターゲットに合ったキーワード選定やコンテンツ制作がスムーズに行えます。
ノウハウが社内に蓄積される:外注の場合、契約終了と同時にノウハウも失われますが、インハウスならSEOの知見が社内資産として残り続けます。
デメリット
学習コストが高い:SEOは専門知識の幅が広く、テクニカルSEO・コンテンツSEO・外部対策・分析ツールの使い方まで、一通り習得するには数ヶ月〜1年かかります。
最新情報のキャッチアップが難しい:Googleのアルゴリズムは常に変動しており、業界動向を追い続ける必要があります。専業のSEO会社と比べて情報収集のスピードで劣りがちです。
リソースの確保が課題:担当者が他の業務と兼任している場合、SEOに十分な時間を割けず、施策が中途半端になるリスクがあります。
費用の目安
無料ツール(GSC、GA4、ラッコキーワード)のみであれば0円。有料ツールを導入しても月額1万〜5万円程度。ただし、担当者の人件費(学習時間・作業時間)は別途かかります。
②フリーランスSEOコンサルタントに相談する
どんなケースに向いているか
月額予算が5万〜20万円の範囲で、「何をすべきか」の方向性を示してもらいたい企業に最適です。SEOの戦略設計や優先順位の整理を専門家に依頼し、実行は社内で行う「コンサル+自社実行」モデルで費用対効果を最大化できます。
メリット
法人SEO会社の3〜5割安い:個人で活動しているため、オフィス賃料や営業人件費がかからず、その分を価格に反映できます。月額5万〜15万円で依頼できるケースが多いです。
シニアレベルの人が直接対応:法人の場合は経験の浅い担当者がつくリスクがありますが、フリーランスは本人が直接対応するため、スキルの当たり外れが事前に見極めやすいです。
柔軟な対応が可能:契約期間や稼働範囲を柔軟に調整できるケースが多く、「まずは3ヶ月だけ試してみる」といった短期契約にも応じてもらいやすいです。
デメリット
対応範囲に限界がある:一人で対応できる範囲には物理的な限界があるため、大量の記事制作や大規模サイトのテクニカル改修には向いていません。コンサル(戦略提案)が中心で、実行は自社で行う前提が多いです。
スキルのばらつきが大きい:SEO業界に参入障壁がないため、経験1年の初心者から10年超のベテランまでピンキリです。過去の実績(具体的な成果数値)を必ず確認しましょう。
稼働が不安定になるリスク:体調不良や他案件との兼ね合いで対応が遅れるケースがあります。バックアップ体制がないため、万が一の際のリスクヘッジが効きにくいです。
費用の目安
月額5万〜20万円。スポットコンサル(1回のみの相談)であれば2万〜5万円で対応してくれるフリーランスもいます。
良いフリーランスの見つけ方
SEO関連のブログやSNSで情報発信をしている人は、発信内容からスキルレベルを判断できます。また、業界の勉強会やセミナーで登壇している人は一定の実力がある証拠です。知人からの紹介も有力なルートですが、紹介でも本記事の判断基準は適用してください。
仁頼は「フリーランスの柔軟さ × 法人の安定感」を両立
株式会社仁頼は、代表自らが8年超のSEO実務者として直接対応するため、フリーランスのような柔軟さと密なコミュニケーションを実現。同時に法人組織として70名以上のライターネットワークやチーム体制を持ち、コンサルだけでなく記事制作・サイト制作まで対応できる実行力を備えています。
③SEO専門会社に相談する
どんなケースに向いているか
SEO対策に本格的に取り組みたい企業で、月額15万〜50万円の予算を確保できる場合に最適です。戦略設計から記事制作・テクニカルSEO・被リンク獲得まで、SEOに関するすべての施策をワンストップで依頼できます。
メリット
専門性が高い:SEOに特化しているため、最新のアルゴリズム動向・業界ベストプラクティスに精通しています。テクニカルSEOやコンテンツSEOの両面で深い知見を持つ会社が多いです。
チーム体制で対応:コンサルタント・ライター・エンジニア等がチームを組んで施策を実行するため、個人では対応しきれない大規模な施策にも対応できます。担当者が不在になっても、組織としてバックアップ体制が機能します。
豊富な実績データを持つ:多数のクライアントを支援した経験から蓄積されたデータとノウハウがあるため、業界ごとの成功パターンを把握しています。
デメリット
費用が高い:法人の運営コスト(オフィス・人件費・営業コスト等)が費用に反映されるため、フリーランスと比べて2〜3倍の費用がかかります。
担当者の質にばらつきがある:会社のブランドとは別に、実際に担当するコンサルタントのスキルが成果を左右します。営業時にはシニアコンサルが対応し、契約後にジュニアに交代される「営業と実務の分離」問題は、大手SEO会社で起こりがちです。
SEO以外の施策は対象外の場合が多い:SEO専門会社はSEOに特化しているため、広告運用やSNS運用は対応範囲外のケースが多いです。SEOと並行して広告やSNSも強化したい場合は、別のパートナーが必要になります。
費用の目安
月額15万〜50万円が中心価格帯。大規模サイトや競争の激しい業界では月額50万〜100万円以上になることもあります。初期費用は5万〜30万円が一般的です。
④総合マーケティング代理店に相談する
どんなケースに向いているか
SEOだけでなく、リスティング広告・SNS運用・サイト制作まで含めたデジタルマーケティング全体の戦略を統合的に設計・実行してほしい企業に向いています。月額30万円以上の予算が確保でき、マーケティング全般を1社にまとめて任せたい場合の選択肢です。
メリット
統合的なマーケティング戦略が設計できる:SEO・広告・SNSのデータを横断的に分析し、各チャネルの相乗効果を最大化する戦略を設計できます。「SEOで中長期の流入基盤を作りながら、広告で短期的なリード獲得を行う」といった統合アプローチが可能です。
窓口が1つで楽:SEOはA社、広告はB社、SNSはC社…と分散するより、1社にまとめたほうがコミュニケーションコストが低く、施策間の整合性も取りやすいです。
デメリット
SEO単体の専門性はSEO専門会社に劣る場合がある:対応範囲が広い分、SEO単体の深い知見ではSEO専門会社に劣るケースがあります。「SEOもやります」レベルなのか「SEOのプロが在籍しています」レベルなのかを見極める必要があります。
費用が最も高い:デジタルマーケティング全般を委託するため、月額30万〜100万円以上の予算が必要です。中小企業にとっては負担が大きいです。
費用の目安
月額30万〜100万円+。SEO+広告運用+SNS運用の統合パッケージで月額50万〜80万円が中心価格帯です。
自社に最適な相談先を選ぶフローチャート
以下の質問に順番に答えることで、自社に合った相談先が見えてきます。
Q1. 社内にSEOの知見を持つ担当者がいますか?
→ YES → Q2へ
→ NO → Q3へ
Q2. 社内担当者がSEOに月20時間以上の工数を割けますか?
→ YES → ①インハウスSEOがおすすめ。ツール導入+スポットコンサルで十分
→ NO → ②フリーランスに戦略設計を依頼し、社内で実行
Q3. 月額のSEO予算はいくら確保できますか?
→ 5万〜15万円 → ②フリーランス
→ 15万〜50万円 → ③SEO専門会社
→ 50万円以上 → Q4へ
Q4. SEO以外(広告・SNS等)も同時に強化したいですか?
→ YES → ④総合マーケティング代理店
→ NO → ③SEO専門会社(予算に余裕がある分、より手厚い施策が可能)
「まず何から始めればいいかわからない」場合のファーストステップ
SEO対策の相談先を決める前に、最低限やっておくべきことが3つあります。
ステップ①:Google Search Consoleを導入する(無料・15分)
自社サイトの検索パフォーマンス(どのキーワードで何位に表示されているか、クリック数はどのくらいか)を確認できるGoogleの無料ツールです。導入していない場合は、どのSEO会社に相談しても「まずGSCを入れてください」と言われるので、先に済ませておきましょう。
ステップ②:GA4を導入する(無料・30分)
Googleアナリティクス4(GA4)は、サイト訪問者の行動データ(流入経路・滞在時間・コンバージョン数等)を分析できるツールです。GSCとセットで導入しておくことで、SEO会社に相談した際に現状分析がスムーズに進みます。
ステップ③:自社の「目的」と「予算」を言語化する
「問い合わせ数を月◯件に増やしたい」「ECの月間売上を◯%アップしたい」「月額◯万円まで投資できる」——これらを言語化してから相談することで、どの相談先からも精度の高い提案を引き出せます。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料でSEOの相談ができるサービスはありますか?
多くのSEO会社やフリーランスが「初回無料相談」を提供しています。30分〜1時間のオンライン相談で、サイトの現状診断や大まかな施策方針を聞くことができます。複数の会社に無料相談を申し込み、提案の質と相性を比較するのがおすすめです。
Q. SEOの相談だけしてもらい、実行は自社でやることは可能ですか?
可能です。「コンサルティング特化型」のSEO会社やフリーランスに依頼すれば、戦略設計と改善提案をしてもらい、記事制作やサイト修正は自社で行う形をとれます。この方式なら月額5万〜15万円で専門家の知見を活用できます。
Q. Web制作会社に「SEO対策もやりますよ」と言われたのですが?
Web制作会社のSEO対策は、サイト構築時の基本設定(タイトルタグ・メタディスクリプション・URL構造の整備等)にとどまるケースが多いです。これ自体は重要ですが、「コンテンツSEO」「キーワード戦略」「継続的な施策改善」まで含めた本格的なSEO対策とは別物です。サイトリニューアルのタイミングで制作会社にSEOの基本設計を依頼するのは良い判断ですが、本格的なSEO施策は別途SEO専門家に相談することを推奨します。
Q. 最初はフリーランスに相談して、後からSEO会社に切り替えることは可能ですか?
可能です。むしろ「まずはフリーランスに月5万〜10万円で戦略の方向性を固め、成果が見えてきた段階でSEO会社にスケールアップする」という段階的なアプローチは、予算を効率的に使う賢い方法です。切り替え時には、それまでのSEO施策の履歴(対策KW・実施施策・成果データ等)を引き継ぎ資料としてまとめておくとスムーズです。
まとめ:「誰に相談するか」で成果の8割が決まる
SEO対策の成否は、施策の内容だけでなく「誰に相談するか」で大きく左右されます。自社の予算・リソース・目的に合った相談先を選ぶことが、成果を出すための最初の、そして最も重要な一歩です。
迷った場合は、まず複数の相談先に無料相談を申し込み、「提案の具体性」「担当者の相性」「費用対効果の見通し」で比較してください。1回の無料相談だけでも、その会社(人)の実力と誠実さは十分に見えてきます。
SEO対策、まず誰に相談すべきか迷ったら仁頼へ
株式会社仁頼は、「まだSEOを始めるかどうかも決めていない」段階からご相談いただけます。代表自らが8年超のSEO実務経験を持つ実務者として直接対応し、御社のサイト現状診断と最適な施策をご提案。コンサルティングのみのご依頼から、記事制作・サイト制作・AI検索最適化(GEO対策)まで含めたフルパッケージまで、御社の予算とニーズに合わせて柔軟に対応します。