Claudeの長文処理能力は議事録作成に最適です。数万字の文字起こしテキストを丸ごと渡しても正確に構造化してくれるため、「会議メモの整理に毎回30分以上かけている」という課題を解決できます。本記事では文字起こしデータの準備からClaudeへの投入、品質を上げるテクニックまでを具体的な手順で解説します。
議事録作成の全体フロー
ステップ1は会議音声の文字起こしです。ZoomやTeamsの録画機能でMP4/MP3を保存し、Notta、Otter.ai、OpenAI Whisperなどの文字起こしサービスでテキスト化します。Claudeは直接音声ファイルを読み込めないため、テキスト化は事前に必要です。手書きメモの場合はスマホで撮影してClaudeアプリにアップロードすればOCRで読み取ってくれます。
ステップ2は文字起こしテキストのClaudeへの投入です。以下のプロンプトが実用的です。「以下の会議の文字起こしから議事録を作成してください。【会議情報】会議名:○○、日時:○月○日○時〜○時、参加者:田中(部長)、山田(課長)、佐藤、鈴木。【出力形式】1.会議概要(3行)。2.決定事項(箇条書き)。3.アクションアイテム(担当者・期限付き、表形式で)。4.継続検討事項(次回会議に持ち越す論点)。5.次回会議の予定。(文字起こしテキストを貼り付け)」
ステップ3は確認と修正です。Claudeの出力を確認し、「決定事項の2番目をもう少し具体的に書いて」「アクションアイテムに鈴木さんの分が抜けているので追加して」のように修正指示を出します。1回で完璧にならなくても、2〜3回のやりとりで完成します。
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議事録の品質を上げる5つのテクニック
テクニック1は「参加者リストと役職を事前に伝える」ことです。文字起こしテキストでは発言者が「Aさん」「Bさん」や名前なしになっていることが多いですが、参加者情報を与えることで発言の帰属精度が向上します。テクニック2は「前回の議事録をProjectsに登録しておく」ことです。前回からの進捗が自動的に反映され、「前回の決定事項○○について、今回△△と進展があった」のような文脈が議事録に含まれます。
テクニック3は「未決事項を明示的に抽出させる」ことです。「結論が出なかった論点も別セクションで記載してください」と指示すると、次の会議で必ず議論すべきポイントが明確になります。テクニック4は「発言のニュアンスを維持させる」ことです。「参加者の発言を過度に要約せず、特に懸念点や反対意見は原発言のニュアンスを残してください」と付け加えると、議事録の正確性が向上します。テクニック5は「フォーマットを固定テンプレート化する」ことです。毎回同じ形式で出力されるようにプロンプトをテンプレート化し、カスタムスタイルやProjectsに登録しておくと、フォーマットのブレがなくなります。
定期会議での運用パターン
週次の定例会議など繰り返し開催される会議では、Projects機能に「週次定例会議」プロジェクトを作成し、過去の議事録を蓄積していくのが最も効率的です。Claudeが過去の議事録のコンテキストを保持しているため、「先週の懸案事項○○の進捗はどうなったか」「先月から売上が減少しているが対策は進んでいるか」のような会議全体の流れを踏まえた議事録が自動生成されます。
よくある質問
Claudeに音声ファイルを直接渡せますか
2026年3月時点では音声ファイルの直接入力には対応していません。事前に文字起こしサービスでテキスト化してからClaudeに渡してください。DispatchとComputer Useを組み合わせれば、文字起こしサービスの操作自体をClaudeに任せることも技術的に可能です。
議事録のテンプレートはどこに保存すればいいですか
ProjectsのCustom Instructionsにテンプレートを登録するのが最も便利です。そのプロジェクト内の会話ではすべて同じ形式で議事録が出力されます。プロンプト集40選にも議事録テンプレートを掲載しています。
まとめ
Claudeの議事録作成は「文字起こしテキストを貼り付けて形式を指示するだけ」のシンプルな手順です。テクニックを組み合わせれば会議後5分で構造化された議事録が完成します。まずは次の会議で試してみてください。
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