SEOキーワード選定のやり方|5ステップで勝てるKWを見つける方法

SEOキーワード選定のやり方|5ステップで勝てるKWを見つける方法

齊藤一樹
この記事を書いた人 齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

SEO対策で最も重要かつ最初に取り組むべき作業が「キーワード選定」です。どれだけ良い記事を書いても、キーワード選定を間違えれば検索流入はゼロです。本記事では、中小企業のWeb担当者が自分でキーワード選定を行うための具体的な手順を、無料ツールの使い方を含めて解説します。

なぜキーワード選定がSEOの成否を決めるのか

SEO対策は「誰に、何を届けるか」を決めるところから始まります。キーワード選定とは「自社のターゲット顧客がGoogleに打ち込む言葉を特定する」作業です。この選定を誤ると、いくらコンテンツの質が高くても「そもそも誰も検索しない言葉」で記事を書いてしまったり、「検索ボリュームは大きいが競合が強すぎて勝てないKW」に時間を浪費したりします。

たとえば横浜でAI導入支援をしている企業が「AI」という単語だけを狙っても、Wikipedia・大手メディア・学術サイトが上位を独占しており勝ち目はありません。一方、「AI導入 中小企業 横浜」のようなロングテールKWであれば競合は大幅に減り、しかも検索者の意図が「横浜でAI導入を支援してくれる会社を探している」と明確なため、問い合わせにつながる確率が高くなります。

キーワード選定の5ステップ

ステップ1:自社の商品・サービスから「軸KW」を洗い出す

まず自社のサービスに関連する言葉をすべて書き出します。このとき専門用語だけでなく、顧客が実際に使う言葉を意識してください。たとえばSEO対策の会社なら「SEO対策」「検索順位 上げ方」「Google 上位表示」「ホームページ 集客」「アクセスアップ 方法」など、顧客視点のバリエーションを出します。

営業担当者やカスタマーサポートに「お客様からどんな言葉で相談が来ますか?」と聞くのが最も確実な方法です。お客様が使う言葉=検索する言葉である可能性が高いからです。過去の問い合わせメール、チャットの履歴、商談メモから頻出する言い回しを拾い上げてください。

ステップ2:関連KWを無料ツールで拡張する

軸KWから関連キーワードを広げます。以下の3つの無料ツールを順に使ってください。

ツール1は「ラッコキーワード」(related-keywords.com)です。軸KWを入力すると、Googleのサジェスト(検索候補)を一括で取得できます。「SEO対策」を入力すれば「SEO対策 やり方」「SEO対策 費用」「SEO対策 自分で」「SEO対策 効果 いつから」など数百の関連KWが一覧で表示されます。このリストをCSVでダウンロードしてください。

ツール2は「Googleキーワードプランナー」(Google広告のアカウントが必要、無料で作成可能)です。ラッコキーワードで得たKWリストを貼り付けると、各KWの月間検索ボリューム(概算値)と競合性が表示されます。検索ボリュームが「0」のKWは候補から外し、「100〜1000」の範囲が中小企業にとっての狙い目ゾーンです。

ツール3は「Googleサーチコンソール」です。すでにサイトを運営している場合、「検索パフォーマンス」レポートで「表示はされているがクリックされていないKW」を確認できます。これらは「あと少しで上位表示できるKW」であり、既存記事のリライトで短期的な成果が期待できます。

ステップ3:検索意図で4つに分類する

集めたKWを検索意図(ユーザーが何を求めているか)で分類します。分類は4種類です。

Know(知りたい)は情報収集型の検索です。「SEOとは」「E-E-A-Tとは」のような「○○とは」系のKWが該当します。記事コンテンツで対応します。Do(やりたい)は行動型の検索です。「SEO対策 やり方」「キーワード選定 方法」のように具体的な手順を求めるKWです。ハウツー記事で対応します。Buy(買いたい)は購入検討型の検索です。「SEO対策 会社 おすすめ」「SEO 費用 相場」のように業者選定を目的としたKWです。サービスページや比較記事で対応します。Go(行きたい)はナビゲーション型の検索です。「Googleサーチコンソール ログイン」のように特定のサイトやツールに行きたい検索で、自社で対策する必要は通常ありません。

中小企業がリード獲得を目的とする場合、最も優先すべきはBuy(購入検討型)のKWです。検索ボリュームは小さくても、問い合わせに直結する確率が圧倒的に高いからです。次にDo(行動型)でハウツー記事を書き、信頼を構築してからサービスページに誘導する流れを設計します。

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ステップ4:競合の強さを確認して「勝てるKW」を選ぶ

ここがキーワード選定で最も重要な判断ポイントです。検索ボリュームが大きくても、上位10サイトが大手メディアや官公庁で埋まっているKWは中小企業には勝ち目がありません。実際にGoogleで候補KWを検索し、上位10件を確認してください。

勝てる見込みがあるKWの特徴は以下の3つです。第1に上位10件に個人ブログや中小企業のサイトが2つ以上含まれている場合。第2に上位記事の内容が薄い(一般的な情報の寄せ集めで独自性がない)場合。第3に上位記事の最終更新日が1年以上前の場合。この3つのいずれかに該当すれば、高品質な記事を書くことで上位に食い込める可能性があります。

逆に避けるべきKWは、上位がWikipedia・Amazon・楽天・官公庁で埋まっているKWです。また、検索結果にAI Overview(AIの要約回答)が大きく表示されるKWも、クリック率が低下するためオーガニック流入目的では避けたほうが無難です。

ステップ5:KWをコンテンツ計画に落とし込む

選定したKWを「どの記事で狙うか」に整理します。1記事につき1つのメインKW+2〜3個の関連KWを割り当てるのが基本です。同じKWを複数の記事で狙うと「カニバリゼーション(自社記事同士の食い合い)」が起こるため避けてください。

KWの優先順位は「Buy系(CV直結)→ Do系(信頼構築)→ Know系(流入拡大)」の順で記事を作成します。月に4本のペースで記事を公開する場合、最初の2本はBuy系、残り2本はDo系に充てるのが中小企業にとって最も効率的な配分です。

スプレッドシートに「KW|月間検索ボリューム|検索意図(K/D/B/G)|競合の強さ(強/中/弱)|対応する記事タイトル|対応状況(未着手/執筆中/公開済み)」の列を作り、一元管理してください。

2026年のキーワード選定で押さえるべき3つの変化

変化1:AI Overview対策(GEO)を意識する

2026年現在、多くの検索クエリでGoogleのAI Overview(AI概要)が表示されるようになっています。AI Overviewに引用されると露出が大幅に増えますが、AI Overviewだけで回答が完結してしまうKW(「〇〇とは」系の定義クエリ等)ではクリック率が下がります。「手順」「比較」「事例」のように、AI Overviewだけでは満足できず記事をクリックして詳細を知りたくなるKWを選ぶのがポイントです。GEO対策の詳細はこちら

変化2:E-E-A-Tの重要性がさらに増している

2026年3月のGoogleコアアップデートで、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)のシグナルがさらに強化されました。特に「Experience(経験)」——つまり「実際にそのテーマを体験・実践した人が書いた記事か」が重視されています。キーワードを選ぶ際は「自社が一次情報(事例、実績データ、体験談)を提供できるテーマか」を判断基準に加えてください。一次情報がないテーマは、いくらKWの数値が良くても上位表示は困難です。

変化3:ローカルKWの重要性が増している

「横浜 SEO対策」「渋谷 AI導入支援」のように地域名を含むKWは、検索ボリュームは小さくてもCVR(問い合わせ率)が非常に高いです。Googleのローカル検索アルゴリズムが強化されている2026年では、地域名+サービス名のロングテールKWを必ずKWリストに含めてください。内部SEO対策チェックリストと併せて対策すると効果的です。

キーワード選定でよくある失敗5つ

失敗1は「検索ボリュームだけで判断する」ことです。月間検索ボリューム10,000のKWより、月間100でもCVR5%のKWのほうがビジネス成果は大きいです。検索ボリューム×CVR(推定問い合わせ率)で評価してください。

失敗2は「自社の専門用語で検索する」ことです。業界の専門家が使う言葉と、顧客が検索する言葉は異なります。「コンバージョン最適化」ではなく「ホームページ 問い合わせ 増やす」のように顧客の言葉で考えてください。

失敗3は「1記事に複数のKWを詰め込む」ことです。「SEO対策 やり方 費用 会社 おすすめ」を1つの記事で全部狙おうとすると、どのKWでも中途半端な順位になります。1記事1メインKWが鉄則です。

失敗4は「選定したまま放置する」ことです。キーワード選定は一度やって終わりではなく、3か月ごとに見直すべきです。Googleサーチコンソールで新たに表示され始めたKW、順位が上昇傾向のKWを定期的にチェックし、KWリストを更新してください。

失敗5は「競合分析をしない」ことです。ステップ4で解説した「実際にGoogleで検索して上位10件を目視確認する」を省略すると、勝ち目のないKWに時間を浪費します。必ず目視で確認してください。

実践チェックリスト——明日から始めるキーワード選定

以下のチェックリストの順番で進めてください。1.自社サービスの軸KWを10個以上書き出す。2.ラッコキーワードで関連KWを拡張しCSVダウンロード。3.Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを確認。4.検索意図(Know/Do/Buy/Go)で分類。5.Buy系KWを最優先で選定。6.候補KWを実際にGoogleで検索して上位10件を確認。7.「勝てるKW」だけをスプレッドシートに整理。8.1記事1KWでコンテンツ計画を作成。9.記事を作成・公開。10.3か月後にサーチコンソールで効果測定→KWリスト更新。

よくある質問

キーワード選定にどのくらい時間をかけるべきですか

初回は3〜5時間程度かけてしっかり行ってください。軸KWの洗い出しに1時間、ツールでの拡張と検索ボリューム確認に1〜2時間、検索意図の分類と競合確認に1〜2時間が目安です。2回目以降の定期見直しは1〜2時間で完了します。

無料ツールだけで十分ですか

中小企業が最初に取り組む段階では、ラッコキーワード+Googleキーワードプランナー+Googleサーチコンソールの無料3ツールで十分です。月額数万円のAhrefs・SEMrush等の有料ツールは、100記事以上のコンテンツ資産を構築する段階で検討すればOKです。

記事を書いた後、効果が出るまでどのくらいかかりますか

新規記事がGoogleにインデックスされてから順位が安定するまで、通常3〜6か月かかります。公開直後は順位が変動しやすいため、最低3か月は順位の推移を見守ってから判断してください。

まとめ

SEOキーワード選定は「顧客の言葉を見つけ、勝てるKWを選び、1記事1KWで書く」の3原則です。検索ボリュームの大きさに惑わされず、自社が一次情報を持ち、上位に食い込める余地があるKWに集中してください。まずは軸KWを10個書き出すところから始めましょう。

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この記事を書いた人
齊藤一樹
齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

株式会社仁頼 代表取締役。横浜市在住。 2018年からデジタルマーケティング業界に携わり、Google広告・SEO・コンテンツマーケティングを中心に8年以上の実務経験を持つ。これまでに制作した記事は9,000本以上、70名を超える専門ライターとのチーム体制で、幅広い業界のWebマーケティングを支援してきた。 2022年9月に株式会社仁頼を設立。「受けた御恩を忘れず、信頼を得られるよう迅速かつ最適な対応をする」という信念のもと、SEO・広告運用・サイト制作などのマーケティング支援を行っている。 近年は、ChatGPTやPerplexityなどのAI検索でサイトが引用される「GEO(生成エンジン最適化)」の分野にいち早く注力。自社サービス「GEO Hack」を通じて、AI時代の新しい集客手法を企業に提供している。 「難しいことをわかりやすく、小さな会社にも大きな成果を」をモットーに、日々クライアントと伴走中。

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