補助金でホームページ制作|2026年最新の上限と注意点

補助金でホームページ制作|2026年最新の上限と注意点

齊藤一樹
この記事を書いた人 齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

結論: 中小企業・個人事業主がホームページ制作に使える代表的な補助金は「小規模事業者持続化補助金」です。ただし2026年の最新回(第20回)では制度変更があり、ウェブサイト関連費の上限は30万円(税込)、しかも単独申請は不可(チラシ等の他経費との組み合わせが必須)です。補助率は2/3。申請には商工会・商工会議所の関与とGビズIDが必要で、交付決定「前」の発注は対象外という重大な落とし穴もあります。本記事は2026年の最新要領をもとに、使える補助金・金額・申請手順・注意点を正確に整理します(金額や要件は改定されるため、申請時は必ず最新の公募要領をご確認ください)。

「ホームページ制作に補助金は使えないか」というご相談は非常に多くいただきます。結論として使える可能性はありますが、2026年は制度が変わっており、古い情報のまま進めると申請要件から外れるリスクがあります。この記事では、制作会社の立場から「実際に使える制度」「いくら戻るか」「どう進めるか」を、最新の公募要領に基づいて解説します。制作費そのものの目安は ホームページ制作15万円でどこまでできる?相場と内訳 をご覧ください。

ホームページ制作に使える主な補助金(2026年)

中小企業・個人事業主がホームページ制作で検討できる制度は、主に次の2つです。それぞれ性格が大きく異なります。

制度 特徴
小規模事業者
持続化補助金
販路開拓が目的。申請ハードルが比較的低く「補助金入門」向き。HP制作はウェブサイト関連費で計上(上限あり・単独申請不可)
デジタル化・
AI導入補助金
旧・IT導入補助金。2026年に改組。生産性向上・DXが目的で、HP単体は対象外になりやすい(予約管理等との組み合わせが必要)

結論から言うと、純粋なホームページ制作でまず検討すべきは「持続化補助金」です。デジタル化・AI導入補助金は補助額が大きい一方、単なるホームページ制作は生産性向上とみなされにくく、予約システムや会計連携など「業務効率化に直結する機能」とセットでないと対象になりにくい制度です。以下は持続化補助金を中心に解説します。

持続化補助金の金額|HP制作で「いくら」戻るか

持続化補助金の基本は補助率2/3・通常枠の上限50万円です。ただしホームページ制作費(ウェブサイト関連費)には、経費区分ごとの個別上限が設けられています。ここが2026年の最重要ポイントです。

項目 内容(第20回・2026年)
補助率 2/3(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は3/4)
通常枠の補助上限 50万円(特例活用で最大250万円)
ウェブサイト関連費の上限 30万円(税込) ※第19回までは「1/4・最大50万円」から変更
単独申請 不可。チラシ・広告等の他経費と組み合わせが必須

つまりホームページ制作費として補助を受けられるのは最大30万円までで、それも単独では申請できません。たとえば「ホームページ制作+集客チラシ」のように、他の販路開拓の取り組みとセットで計画を立てる必要があります。当社の15万円〜のプランであれば、この上限の枠内に収まりやすく、補助金と相性の良い価格帯です。なお第20回では広報費(チラシ等)にも同様に上限30万円が新設されているため、経費配分の設計が採否と補助額を左右します。

補助金を前提としたホームページ制作、ご相談ください

株式会社仁頼では、補助金の対象になりやすい構成でのホームページ制作をご提案できます。「制度の要件に合う形で作りたい」段階でのご相談も歓迎です。ヒアリング・お見積もりは無料、しつこい営業はいたしません。

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申請の流れ|交付決定「前」の発注は対象外

持続化補助金は申請すればすぐ使えるわけではなく、決まった手順があります。特に「交付決定より前に発注・契約・支払いをすると補助対象外」という点は、知らずに先に制作を始めてしまい補助を受けられなくなる最大の失敗パターンです。

手順 内容
GビズIDプライムを取得(発行に時間がかかるため最優先)
経営計画・補助事業計画を作成し、商工会・商工会議所に相談
商工会・商工会議所から様式4(事業支援計画書)を発行してもらう
電子申請 → 審査 → 採択発表 → 交付決定
交付決定後に制作を発注・実施 → 支払い → 実績報告

第20回のスケジュールは、申請受付が2026年11月5日〜12月15日(火)17:00、様式4の発行受付締切が12月4日です。様式4は申請締切より早く締め切られ、締切後はいかなる理由でも発行されません。窓口は締切直前に混み合うため、商工会・商工会議所への相談は早めが鉄則です。制作会社側も、交付決定のタイミングに合わせて着手できるようスケジュールを調整します。この点も含めた外注の進め方は Web担当者がいない会社の外注ガイド が参考になります。

補助金活用でやりがちな失敗

制作会社として実際に見聞きする、補助金まわりの失敗パターンを挙げます。

失敗 回避策
交付決定前に制作を発注してしまう 交付決定日を必ず確認し、それ以降に契約・着手する
ウェブサイト関連費だけで申請しようとする チラシ・広告等の販路開拓経費と組み合わせて計画
上限を古い「50万円」で見積もる 第20回は30万円(税込)。最新要領で確認
「出せば通る」と考える 直近採択率は約47.5%(第18回)。計画書の質が採否を分ける

採択率はおおむね2件に1件は不採択という水準で、事業計画書の具体性・実現可能性が結果を大きく左右します。補助金の申請そのものは行政書士など認定支援機関のサポートを受けつつ、ホームページの中身(集客設計)は制作会社に、と役割分担するのが現実的です。

もう一点、実務で見落とされやすいのが「経費配分の設計」です。第20回ではウェブサイト関連費・広報費ともに上限30万円が新設されたため、たとえば「ホームページ制作30万円+集客チラシ20万円=補助対象経費50万円」のように、複数の経費区分にバランスよく配分すると補助上限50万円を活かしやすくなります。逆に、ホームページ1点に費用を寄せすぎると30万円の壁に当たって補助額が頭打ちになります。どの経費をいくらで組むかは、補助額そのものを左右する重要な設計判断です。制作会社に依頼する場合は、見積もりを「制作費一式」ではなく経費区分ごとに内訳を分けてもらうと、申請書の作成がスムーズになります。

よくある質問(FAQ)

Q. ホームページ制作だけで補助金は使えますか?

持続化補助金では、ウェブサイト関連費の単独申請はできません。チラシ作成や広告掲載など、他の販路開拓の取り組みと組み合わせて申請する必要があります。ホームページはその一部として計上する形になります。

Q. いくらまで補助されますか?

第20回(2026年)では、ウェブサイト関連費の上限は30万円(税込)、補助率は2/3です。通常枠全体の上限は50万円で、特例を組み合わせると最大250万円まで拡大しますが、ホームページ制作費そのものへの補助は30万円の枠内です。金額は回により変わるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。

Q. 医療機関でも使えますか?

持続化補助金は、個人経営の医師・歯科医師等が対象外とされています。医療・歯科のクリニックで補助金を検討する場合は、対象要件を商工会・商工会議所や認定支援機関に事前確認することをおすすめします。歯科の集客そのものは 歯科医院のホームページ集客|患者が増える導線設計 をご覧ください。

Q. 申請から入金までどのくらいかかりますか?

補助金は基本的に後払い(精算払い)です。交付決定後に発注・制作・支払いを行い、実績報告を経てから入金されるため、いったんは自己資金で立て替える必要があります。資金繰りを見込んで計画してください。

Q. デジタル化・AI導入補助金は使えませんか?

使える場合もありますが、ホームページ制作単体では対象外になりやすい制度です。予約管理システムや会計・売上管理との連携など、生産性向上に直結する機能とセットであれば対象になる可能性があります。要件が流動的なため、検討時に最新情報を確認してください。

Q. 制作会社は補助金申請を代行してくれますか?

補助金申請の代行は行政書士など有償支援の専門家の領域です。当社は、補助金の対象になりやすい構成でのホームページ制作や、申請に必要な見積書の作成でご協力できます。申請サポートは認定支援機関と連携して進めるのが確実です。

まとめ

ホームページ制作に使える代表的な補助金は「小規模事業者持続化補助金」で、2026年の第20回ではウェブサイト関連費の上限が30万円(税込)・単独申請不可・補助率2/3です。交付決定前の発注は対象外という重要ルールもあり、①最新の上限額を確認する、②他経費と組み合わせて計画する、③交付決定後に着手する——この3点を外さなければ、制作費の負担を実質的に下げられます。当社の15万円〜のプランは補助金の枠と相性が良く、「制度に合う形で作りたい」というご相談も承っています。金額・要件は改定されるため、申請前に必ず公募要領の最新版と商工会・商工会議所での確認をお願いします。

参考・出典

  • 中小企業庁「小規模事業者持続化補助金」制度案内・チラシ(令和8年5月27日時点版)
  • 小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>第20回公募 公募要領(第7版・2026年5月27日公開)

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この記事を書いた人
齊藤一樹
齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

株式会社仁頼 代表取締役。横浜市在住。 2018年からデジタルマーケティング業界に携わり、Google広告・SEO・コンテンツマーケティングを中心に8年以上の実務経験を持つ。これまでに制作した記事は9,000本以上、70名を超える専門ライターとのチーム体制で、幅広い業界のWebマーケティングを支援してきた。 2022年9月に株式会社仁頼を設立。「受けた御恩を忘れず、信頼を得られるよう迅速かつ最適な対応をする」という信念のもと、SEO・広告運用・サイト制作などのマーケティング支援を行っている。 近年は、ChatGPTやPerplexityなどのAI検索でサイトが引用される「GEO(生成エンジン最適化)」の分野にいち早く注力。自社サービス「GEO Hack」を通じて、AI時代の新しい集客手法を企業に提供している。 「難しいことをわかりやすく、小さな会社にも大きな成果を」をモットーに、日々クライアントと伴走中。

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