AthenaHQの料金|$295で11モデル、クレジット3,600の使い方

AthenaHQの料金|$295で11モデル、クレジット3,600の使い方

齊藤一樹
この記事を書いた人 齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

結論: AthenaHQ(アテナHQ)とは、元Google検索・DeepMindの出身者が創業した海外のAI可視性プラットフォームです。公式の料金ページによると、プランはEssential(無料)・Starter(月$295)・Enterprise(個別見積)の3段階。年払いで17%引きになります。特徴はクレジット制で、1クレジット=AIの回答1件という明快な単位が公式に定義されています。Starterには月3,600クレジットが含まれ、ChatGPT・Claude・Gemini・Copilot・Grok・DeepSeekなど11モデルを追跡できます(2026年10月20日確認)。ただし注意点が3つ。①無料プランの300クレジットは試用の枠(毎月付与とは書かれていない)、②APIと追加クレジットはStarterでは別料金のアドオン、③Starterは単一の言語・地域のみです。

【2026年10月20日更新】公式の料金ページを再確認し、Starterの対応モデルを公式の表記どおり11(DeepSeek・Meta AI・Mistralを含む)に、無料のEssentialの対応モデルを公式の表記(ChatGPT・Perplexity・AI Overviews・Gemini・Copilotの5つ)に直しました。クレジットの試算表も11モデルで計算し直しています。Starterの料金(月$295・月3,600クレジット)は変わっていません。

1. プラン構成|情報が錯綜しています

AthenaHQを調べると、レビューサイトごとにプラン名も金額もバラバラです。「Growth $399」「Lite $270/Growth $545」「$295〜$499」など、複数の異なる情報が流通しています。

当社が2026年8月時点で公式の料金ページを確認したところ、プランは3つだけでした。第三者情報は過去のプラン構成を指しているか、誤りである可能性があります。

Essential Starter Enterprise
料金 無料 $295/月 個別見積
クレジット 300
=$25相当(付与の頻度は記載なし)
3,600/月
=$300相当
カスタム
追跡モデル数 5 11 主要8種+要望に応じて追加
シート数 無制限 無制限 無制限
言語・地域 単一 単一 複数
API なし 有料アドオン 含まれる
追加クレジット 記載なし 有料アドオン 契約に含めて交渉
CSVエクスポート 記載なし あり あり
ACE(引用エンジン) 記載なし なし あり
SSO・監査ログ 記載なし なし あり
BI連携(Tableau等) 記載なし なし あり

無料プランの読み方に注意してください。Essentialは「無料」ですが、300クレジットは毎月付与されるとは書かれていません(当社が8月に確認した時点では1回限りの付与でした)。1クレジット=AIの回答1件なので、5モデル×10プロンプトを試すと1日で50クレジットを消費します。実質的には「試用のための無料枠」と考えるのが正確です。

2. クレジット制の計算方法

AthenaHQの料金を理解する鍵は、「1クレジット=AIの回答1件」という定義です。公式にこの単位が明記されているため、必要量を事前に計算できます。

必要クレジット= プロンプト数 × モデル数 × 実行回数

Starterの月3,600クレジットで何ができるか、具体的に計算します。

監視の設計 計算 月間クレジット 3,600枠内か
10プロンプト×11モデル×毎日 10×11×30 3,300 収まる
11プロンプト×11モデル×毎日 11×11×30 3,630 超過(要追加購入)
80プロンプト×11モデル×週1回 80×11×4 3,520 収まる
30プロンプト×11モデル×毎日 30×11×30 9,900 超過(要追加購入)
20プロンプト×4モデル×毎日 20×4×30 2,400 収まる

この表からわかるのは、「毎日11モデル全部」を選ぶと、追跡できるプロンプトは10件までということです。逆にモデルを絞るか頻度を週次に落とせば、プロンプト数を大きく増やせます。公式にはクレジット計算ツールも用意されているので、契約前に自社の設計で試算してください。

追加クレジットは有料アドオンです。公式ページには「追加クレジットとAPIアクセスは、Starterの月額に上乗せで課金される」と明記されています。ただしアドオンの価格は公開されておらず、問い合わせが必要です。監視設計が3,600クレジットを超える見込みなら、契約前にアドオン費用を確認しないと総額が読めません。

3. 追跡できるAIモデル

モデル Essential(無料) Starter以上
ChatGPT ○ ○
Perplexity ○ ○
Google AI Overviews ○ ○
Gemini ○ ○
Microsoft Copilot ○ ○
Claude × ○
Google AI Mode × ○
Grok × ○
DeepSeek × ○
Meta AI × ○
Mistral × ○
その他 × 要望に応じて追加可

Starterで11モデルすべてが追加料金なしで使える点は、他の海外ツールと比べて明確な強みです。Otterly.aiはGemini・AI Mode・Claudeが有料アドオン、Profoundは9エンジンがEnterprise限定、Semrushは4エンジンのみです。AthenaHQは「$295でモデル数を気にしなくてよい」という設計になっています。

4. 機能面の特徴

機能 内容 プラン
robots.txt/llms.txtの動的管理 AIクローラーのアクセスを画面から制御できる。
他ツールにない機能
Starter〜
引用インテリジェンス AIが引用した情報源を分析 Starter〜
オン/オフページのGEO施策 サイト内外の改善アクションを提示 Starter〜
コンテンツ最適化エージェント 改善案を自動生成(基本版) Starter〜
GA4・Search Console連携 AI可視性とサイト流入を接続 Starter〜
Shopify・Webflow連携 CMSワークフローと統合 Starter〜
ACE(Athena Citation Engine) 同社が新機能として発表した引用獲得エンジン Enterprise限定
Oracle(不整合検出) AIが述べる自社情報の誤りを検出 Enterprise限定
ペルソナターゲティング/推奨エンジン — Enterprise限定

robots.txtとllms.txtを管理画面から動的に制御できる機能は、他のGEOツールではあまり見かけません。GEO対策で成果が出ない最大の原因がAIクローラーのブロックであることを踏まえると、実務的な価値があります。設定の考え方はllms.txt完全ガイドで解説しています。

一方で、レビューで高く評価されがちなACEや推奨エンジンはEnterprise限定です。デモや紹介記事で見た機能が$295のStarterに含まれるとは限らないため、必要な機能がどのプランに属するかを先に確認してください。

5. 向いている企業・向いていない企業

向いている 向いていない
11モデルを追加料金なしで追いたい
($295でモデル数の制約がない)
複数の国・言語を追いたい
→ Starterは単一のみ。Enterpriseが必要
閲覧者が多い組織
(全プランでシート無制限・RBAC付き)
月$295の予算が出せない
AIクローラー設定を一元管理したい
(robots.txt/llms.txtの動的管理)
日本語UI・日本語サポートが必須
SOC II・GDPR対応が要件 請求書払い・円建てが必要
まず無料で触ってみたい
(300クレジットの試用枠)
大量プロンプト×毎日×全モデル
→ クレジット超過でアドオン必須

整理すると、AthenaHQは「モデル数を気にせず、1つの市場を深く追う」用途に最も合致します。日本国内だけを対象にする企業であれば、Starterの単一地域という制約は問題になりません。逆に日本と海外を並行して見たい場合は、Enterpriseの見積もりが前提になります。

6. 価格帯で並べた比較

ツール 月額 その価格での対応AI 備考
生成AI言及チェッカー 無料 3 スポット確認のみ
Otterly.ai Lite $29 4(+$47で7) プロンプト15件・チーム無制限
SUPER ACT 15,000円〜 5 推薦率・センチメント
GEO Hack Suite(当社) 14,800円〜 5〜6 ライトは5AI、スタンダード以上で全6AI
Pablo 20,000円〜 2(Analytics) 記事生成・CLI対応
LLM Insight 24,800円〜 4(パーソナル) 引用サイト分析
Profound 個別見積(無料体験あり) 最大9(無料体験は3) 月額プランは2026年9月ごろ終了
Semrush AI Visibility $99/1ドメイン 4 ドメインごとに課金
Otterly.ai Standard $189 4(+$227で6) プロンプト100件
AthenaHQ Starter $295(約4.5万円) 11 月3,600クレジット・単一地域
Ahrefs Brand Radar $199〜699+本体 1〜7 チャットボットは月1回更新

「$295で11モデル」という条件は、この一覧の中で最も対応数が多い水準です。モデル数を優先するなら有力な選択肢になります。ただしクレジット制のため、実際に追跡できるプロンプト数は監視設計に依存します。「11モデル×毎日」なら10プロンプトが上限である点は、固定プロンプト数のツールと比較する際に必ず考慮してください。各ツールの詳細はGEO対策ツールおすすめ比較【2026年】をご覧ください。

当社の利害関係について:当社はGEO Hack SuiteというGEO計測ツールを提供しており、AthenaHQとは競合関係にあります。本記事は公式料金ページの記載を基準に整理し、第三者情報と食い違う点は本文中で明示しました。契約前には必ず公式ページでご確認ください。なお当社はAthenaHQと資本関係・提携関係にありません。

AthenaHQのメリット・デメリット

導入判断のために、公式情報から確認できる長所と短所を整理します。当社は競合ツールを提供する立場ですが、事実にもとづいて両方を記載します。

メリット

項目 内容
$295で11モデルすべて追跡できる 同価格帯では最も対応範囲が広い部類です
robots.txt/llms.txtの動的管理 他ツールにない機能。AIクローラーのアクセスを画面から制御できます
クレジットの計算式が明快 1クレジット=AI回答1件。必要量を事前に計算できます
全プランでシート無制限 RBAC付きで権限管理もできます
SOC II・GDPR対応 セキュリティ要件がある企業に向きます

デメリット・注意点

項目 内容
無料枠は300クレジット 毎月付与されるとは書かれていません。試用のための枠と考えるのが安全です
Starterは単一の言語・地域のみ 複数国を追うにはEnterpriseが必要です
APIは有料アドオン Starterでは月額に上乗せされます(価格非公開)
ACE等はEnterprise限定 レビューで評価される機能の一部は上位プランです
日本語UIがない 英語UIのみです

デメリットは「欠点」ではなく「設計思想の裏返し」です。対応AIを絞れば単価は下がり、機能を絞れば価格は抑えられます。自社にとってその制約が問題になるかどうかで判断してください。判断軸の整理はGEO対策ツールおすすめ比較【2026年】にまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. AthenaHQの料金はいくらですか?

公式の料金ページによると、Essential(無料)、Starter(月$295)、Enterprise(個別見積)の3プランです。年払いにすると17%引きになります。なお「Growth $399」「Lite $270」などの情報も見かけますが、2026年10月20日時点の公式ページでもこの3プラン構成です。

Q. 無料プランで継続的に使えますか?

継続利用には向きません。Essentialプランの300クレジット($25相当)は、毎月付与されるとは公式ページに書かれていないためです(当社が8月に確認した時点では1回限りの付与でした)。1クレジット=AIの回答1件なので、5モデル×10プロンプトを1日試すと50クレジットを消費します。実質的には試用のための枠と考えてください。

Q. クレジットはどう計算すればいいですか?

「プロンプト数 × モデル数 × 実行回数」で算出します。Starterの月3,600クレジットの場合、11モデルを毎日追跡するならプロンプトは10件が上限です。週1回の実行に落とせば80プロンプト程度まで対応できます。公式にクレジット計算ツールが用意されているので、契約前の試算をおすすめします。

Q. Starterで11モデルすべて追跡できますか?

できます。ChatGPT・Perplexity・Google AI Overviews・Google AI Mode・Gemini・Claude・Copilot・Grok・DeepSeek・Meta AI・Mistralの11モデルに対応し、追加料金は不要です。無料のEssentialは、ChatGPT・Perplexity・AI Overviews・Gemini・Copilotの5モデルです。他社ではGeminiやClaudeが有料アドオンだったり上位プラン限定だったりするため、この点はAthenaHQの明確な強みといえます。

Q. APIは使えますか?

Starterでは有料アドオンとなり、月額に上乗せで課金されます。Enterpriseプランには含まれています。ただしアドオンの価格は公開されていないため、必要な場合は問い合わせが必要です。

Q. 日本と海外を同時に追跡できますか?

Starterでは単一の言語・地域のみです。複数の国や言語を追跡するにはEnterpriseプランが必要になります。日本国内だけを対象にする企業であれば、Starterの制約は問題になりません。

まとめ

AthenaHQは、月$295で11のAIモデルを追加料金なしに追跡できる点が最大の特徴です。モデル数で比べると、同価格帯では最も対応範囲が広い部類に入ります。robots.txt/llms.txtを画面から動的に管理できる機能も、他ツールではあまり見かけません。

判断のポイントは3つです。①無料プランの300クレジットは試用の枠で、継続利用には向かない。②クレジット制のため、実際に追跡できるプロンプト数は監視設計次第。11モデル×毎日なら10件が上限です。③Starterは単一地域・単一言語で、APIは有料アドオン。契約前にクレジット計算ツールで試算し、アドオンが必要かどうかを見極めてください。

参考・出典

※本記事は2026年8月時点の公開情報にもとづき、対応モデル数と無料枠の記載を2026年10月20日に再確認しました。公式料金ページで確認できた事項を基準に記載し、第三者情報と異なる点は本文中で明示しました。料金・機能・対応モデルは変更される可能性があるため、導入検討時は公式で最新情報をご確認ください。価格はすべて米ドル表記で、円換算は概算です。当社はAthenaHQと競合関係にあります。

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この記事を書いた人
齊藤一樹
齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

株式会社仁頼 代表取締役。横浜市在住。 2018年からデジタルマーケティング業界に携わり、Google広告・SEO・コンテンツマーケティングを中心に8年以上の実務経験を持つ。これまでに制作した記事は9,000本以上、70名を超える専門ライターとのチーム体制で、幅広い業界のWebマーケティングを支援してきた。 2022年9月に株式会社仁頼を設立。「受けた御恩を忘れず、信頼を得られるよう迅速かつ最適な対応をする」という信念のもと、SEO・広告運用・サイト制作などのマーケティング支援を行っている。 近年は、ChatGPTやPerplexityなどのAI検索でサイトが引用される「GEO(生成エンジン最適化)」の分野にいち早く注力。自社サービス「GEO Hack」を通じて、AI時代の新しい集客手法を企業に提供している。 「難しいことをわかりやすく、小さな会社にも大きな成果を」をモットーに、日々クライアントと伴走中。

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