結論
DolphinX AIOは、株式会社メディアリーチが提供する国産のAI検索最適化ツールです。月額30,000円から、最大7種のAIエンジンに対応します。最大の特徴は2026年8月28日に国内で初めてMCPに対応し、計測データをClaudeやChatGPTから直接分析できる点です。留意点は基本6か月契約であること。14日間の無料トライアル(カード不要)で見極めてください。
国産のGEO/AIO対策ツールが増えるなか、DolphinX AIOは「計測して終わりにしない」方向に舵を切っているツールです。本記事では公開情報にもとづき、料金・機能・契約条件・向き不向きを整理します。
はじめにお断りします。当社(株式会社仁頼)はGEO対策ツール「GEO Hack Suite」を提供しており、DolphinX AIOとは競合関係にあります。本記事は公開情報のみにもとづく解説であり、資本・業務上の関係はありません。
DolphinX AIOとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社メディアリーチ(大阪府大阪市/設立2021年12月) |
| 区分 | 国産/日本語サポート |
| 料金 | 月30,000円〜(税別)/Pro 月50,000円 12か月契約のProは月45,000円 |
| 契約期間 | 基本6か月 |
| 対応AI | 最大7種(ChatGPT・Gemini・AIモード・AI概要・Copilot・Claude・Perplexity) |
| 無料トライアル | 14日間(カード不要) |
※公開情報にもとづく当社調べ(2026年9月時点)。プラン内容・価格は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
特徴1|MCP対応(2026年8月28日)
本ツール最大の差別化要素です。MCP(Model Context Protocol)に国内のGEOツールとして初めて対応しました。
MCPはAIと外部ツールをつなぐ共通規格です。対応すると、ClaudeやChatGPTから計測データを直接参照できるようになります。
従来は「ツールで数値を見る → CSVでエクスポート → 表計算ソフトで加工 → 自分で解釈」という流れでしたが、「Claudeに聞く」だけで済みます。
MCP経由で取得できるデータ
▸ AI露出サマリー(言及率・引用率・AI別内訳・日次推移)
▸ 競合比較(SoV)と質問別の勝ち負け
▸ 引用元分析(AIが引用したドメイン・URL)
▸ AI回答詳細(回答本文・思考過程・言及文脈)
▸ オンデマンド計測の実行履歴
対応クライアントはClaude(claude.ai/Desktop/Cowork/Claude Code)、ChatGPT、Geminiです。
セキュリティ設計は手堅い部類です。連携は読み取り専用で、権限制御はアプリケーションではなくデータベース層で行われます。ユーザー単位の権限が適用され、監査ログも記録されます。
MCP対応の意味についてはGEO対策ツールがMCPに対応し始めたで詳しく解説しています。
特徴2|対応AIエンジンが最大7種
国産ツールのなかでは対応範囲が広い部類です。ChatGPT・Gemini・AIモード・AI概要・Copilot・Claude・Perplexityをカバーします。
とくにAIモードとAI概要を分けて計測できる点は実務上の利点です。Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートでは、AI OverviewsとAIモードを分離できません。
特徴3|全件データエクスポート(2026年8月3日)
AI検索の計測データを月単位で全件ダウンロードできる機能です。CSVとJSONをZIPで一括出力します。
MCP対応と組み合わせると、手元のデータをAIに読ませて自由に分析する運用が可能になります。ダッシュボードで見られる範囲を超えて分析したい場合に効いてきます。
留意すべき点
1. 基本6か月契約
最も注意すべき条件です。月額での短期利用を想定している場合、契約前に条件を確認してください。
試すだけであれば14日間の無料トライアルがあります。カード登録が不要なので、自動課金の心配なく評価できます。
2. 価格帯は中位
月30,000円は、国産ツールのなかでは中位の価格帯です。参考までに公表価格を並べます。
| ツール | 月額の目安 | 契約条件 |
|---|---|---|
| BringRitera | フリー〜2,970円 | 公開情報では確認できず |
| SUPER ACT | 15,000円〜 | 公開情報では確認できず |
| GEO Hack Suite(当社) | 14,800円〜 | 最低利用期間なし |
| DolphinX AIO | 30,000円〜 | 基本6か月 |
| ミエルカGEO | 49,800円〜 | 初期費用あり |
ただし価格だけで比べるべきではありません。対応AIエンジン数、計測できるプロンプト数、反復回数の上限、記事作成機能の有無など、含まれる内容が異なります。
3. 反復回数の確認は必須
これはDolphinX AIOに限らず、すべてのGEOツールに共通する確認事項です。
AIの回答は同じ質問でも揺れます。1回だけ実行した計測は標準誤差0.370で、統計的にほぼ情報量がありません(ザンクトガレン大学/arXiv:2604.07585/2026年4月)。7回の反復で0.081まで下がります。
導入前に「1プロンプトあたり何回実行されるか」を必ず確認してください。公開情報からは読み取れないツールが多く、DolphinX AIOについても同様です。詳しくはAI引用の計測は何回反復すべきかをご覧ください。
向いている企業・向いていない企業
| 評価 | 条件 |
|---|---|
| 向いている | 計測データをClaudeやChatGPTで分析したい/AIモードとAI概要を分けて追いたい/6か月以上の継続利用を前提にできる/日本語サポートが必要 |
| 向いていない | 月単位で柔軟に止めたい/月3万円が予算上限を超える/まず無料で試したい |
予算を抑えたい場合は無料で使えるGEO対策ツール、全体を見比べたい場合はGEO対策ツールおすすめ23選もあわせてご覧ください。
よくある質問
無料で試せますか
14日間の無料トライアルがあります。カード登録は不要とされているため、自動課金の心配なく評価できます。
MCP対応は初心者でも使えますか
公式は「ガイドに沿って数分でセットアップできる」としています。MCPの接続設定は一般に、接続先と認証情報を登録する程度でプログラミングは不要です。
データが外部AIに学習されませんか
MCPは接続の規格であり、学習の可否はAI提供者側の設定によります。ClaudeやChatGPTではプランや設定で扱いが異なるため、機密データを含む場合はAI側の設定とツール側の規約の両方を確認してください。
他の国産ツールとの違いは何ですか
2026年9月時点ではMCP対応が最大の差別化要素です。対応AIエンジン数(最大7種)も国産では広い部類に入ります。一方で契約期間の縛りがある点は、他社と比べて不利に働く場合があります。
出典
- 株式会社メディアリーチ プレスリリース「DolphinX AIOがMCPに対応」(2026年8月28日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000092256.html - 同「DolphinX AIOで全件データエクスポート機能をリリース」(2026年8月3日)
- 計測の反復回数:ザンクトガレン大学 arXiv:2604.07585(2026年4月10日)
※本記事は2026年9月時点の公開情報にもとづいています。料金・機能・契約条件は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。当社は競合となるGEO対策ツールを提供する立場から本記事を執筆しており、他社製品については公開情報の範囲で記述しています。
あわせて読みたい
無料ダウンロード|2026年8月改訂版
GEO対策セルフチェックリスト
30項目
全11ページ/PDF・所要時間の目安10分
▸ ツールを入れる前に整えるべき技術基盤7項目(PHASE 00)
▸ 計測を判断材料にするための反復回数の基準
▸ Googleが「作成する必要はない」と明記した「やらなくていいこと」6項目
フォームにご入力後、その場でダウンロードが始まります。