結論
2026年に入ってから、Claudeのモデルが7つ廃止されました。廃止されるとAPIはエラーを返し、リクエストは通りません。直近ではOpus 4.1が8月5日、Opus 4とSonnet 4が6月15日に停止しています。廃止はおおむね2〜3か月前に告知されるため、告知の時点で移行計画を立てるのが安全です。廃止済みモデルと移行先を一覧にまとめました。
AnthropicはClaudeのモデルを定期的に廃止しています。廃止されたモデルにリクエストを送るとエラーが返り、処理が止まります。フォールバックの実装がなければ、そのままサービス障害になります。
本記事では、公式リリースノートにもとづき2026年に廃止されたモデルと移行先を整理します。
2026年に廃止されたモデル一覧
| 廃止日 | モデル | 推奨移行先 |
|---|---|---|
| 2026年8月5日 | Claude Opus 4.1claude-opus-4-1-20250805 |
Claude Opus 5 |
| 2026年6月15日 | Claude Sonnet 4claude-sonnet-4-20250514 |
Claude Sonnet 4.6 |
| 2026年6月15日 | Claude Opus 4claude-opus-4-20250514 |
Claude Opus 4.8 |
| 2026年4月20日 | Claude Haiku 3claude-3-haiku-20240307 |
Claude Haiku 4.5 |
| 2026年2月19日 | Claude Sonnet 3.7claude-3-7-sonnet-20250219 |
Claude Sonnet 4.6 |
| 2026年2月19日 | Claude Haiku 3.5claude-3-5-haiku-20241022※Claude APIのみ。Bedrock・Google Cloudでは継続 |
Claude Haiku 4.5 |
| 2026年1月5日 | Claude Opus 3claude-3-opus-20240229 |
Claude Opus 4.5以降 |
Haiku 3.5について1点補足します。Claude APIでは廃止されましたが、Amazon BedrockとGoogle Cloudでは引き続き利用できます。プラットフォームによって扱いが異なるため、どこ経由で呼んでいるかを確認してください。
廃止までの流れ
Anthropicは廃止をいきなり実施するわけではありません。「非推奨(deprecation)の告知」→「廃止(retirement)」という2段階です。
| モデル | 告知日 | 廃止日 | 猶予 |
|---|---|---|---|
| Opus 4.1 | 6月5日 | 8月5日 | 約2か月 |
| Sonnet 4 / Opus 4 | 4月14日 | 6月15日 | 約2か月 |
| Haiku 3 | 2月19日 | 4月20日 | 約2か月 |
猶予はおおむね2か月です。告知に気づかなければ、2か月後に本番が止まります。
止まらないための備え
1. モデルIDを設定に外出しする
コード内にモデルIDを直書きしていると、変更のたびにデプロイが必要になります。環境変数や設定ファイルに切り出しておけば、切り替えが数分で済みます。
2. モデル一覧APIで定期的に確認する
GET /v1/models で、利用可能なモデルを取得できます。2026年3月18日からは max_input_tokens、max_tokens、capabilities も返るようになりました。使っているモデルIDが一覧に残っているかを月1回確認するだけでも、事故は防げます。
3. リリースノートを購読する
Claude PlatformのリリースノートにはRSSフィードが用意されています。非推奨の告知はここに出るため、チームのSlackなどに流し込んでおくのが確実です。
4. フォールバックを実装する
モデルが応答しない場合に別モデルへ切り替える経路を用意しておきます。Claude APIには fallbacks パラメータがあり、2026年7月24日からはAnthropic推奨の移行先を自動適用する "default" モードも追加されました(ベータヘッダー server-side-fallback-2026-07-01 が必要)。
5. 研究目的なら継続利用の申請ができる
廃止されたモデルでも、External Researcher Access Program を通じて研究者は継続アクセスを申請できます。再現性が必要な研究用途では検討の余地があります。
あわせて注意したい「機能の廃止」
モデル本体だけでなく、機能単位でも廃止が進んでいます。直近では次のものが該当します。
- Opus 4.7のfast mode(2026年7月24日削除)——
speed: "fast"はエラーを返します - Opus 4.6のfast mode(6月29日削除)——エラーにはならず、標準速度で動作します
- Workbench(8月17日にアクセス終了)——後継はplaygroundです
- 実験的なプロンプトツールAPI(8月17日廃止)——
/v1/experimental/generate_promptほか - Sonnet 4.5 / Sonnet 4の1Mコンテキストベータ(4月30日終了)——200kを超えるとエラー
モデルは生きていても、使っている機能が消えることがあります。リリースノートは機能面も含めて確認してください。
よくある質問
廃止されたモデルを呼ぶとどうなりますか
エラーが返ります。フォールバックを実装していなければ、その処理は失敗します。事前の告知期間中に移行を済ませてください。
なぜ廃止するのですか
公式が理由を個別に説明しているわけではありませんが、いずれのケースでもより高性能で安価な後継モデルが案内されています。たとえばOpus 3の廃止時には、Opus 4.5が「3分の1のコストで大幅に高い知能を提供する」と記載されました。
Sonnet 4.6やOpus 4.8はいつ廃止されますか
本記事の執筆時点(2026年8月29日)で、これらの廃止は告知されていません。ただし過去の実績から、後継モデルの登場後しばらくして告知される可能性はあります。リリースノートの購読をおすすめします。
claude.aiのモデル選択でも廃止されますか
はい。2026年1月16日には、Opus 4と4.1がclaude.aiのモデルセレクターとClaude Codeから削除されました。APIとアプリで時期が異なることがあるため、両方を確認してください。
出典
- Claude Platform release notes(2026年1月〜8月の各エントリ)
https://platform.claude.com/docs/en/release-notes/overview - Release notes for Claude Apps(Anthropic Help Center)
https://support.claude.com/en/articles/12138966-release-notes
※本記事は2026年8月29日時点の公式リリースノートにもとづいています。廃止予定は変更される可能性があるため、最新情報は公式ドキュメントをご確認ください。
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