ECサイトの売上が伸びない原因|放置サイトの改善策

ECサイトの売上が伸びない原因|放置サイトの改善策

齊藤一樹
この記事を書いた人 齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

ECサイトの売上が伸びないとは、月間売上が横ばいまたは減少傾向にある状態です。経済産業省の令和5年度調査によると日本のBtoC-ECの市場規模は24.8兆円で前年比9.2%増と成長を続けていますが、EC事業者の約65%が思ったように売上が伸びないと回答しています。市場が拡大しているのに売上が伸びないのはECサイト自体に問題があるということです。

この記事でわかること

EC売上が伸びない5つの原因 / 改善の優先順位 / カゴ落ち対策 / 商品ページ最適化 / SEO+GEOで売上を伸ばす方法 / 放置の具体的損失額

EC売上が伸びない5つの根本原因

原因1:集客が圧倒的に不足

ECサイトの売上はアクセス数×CVR×客単価で決まります。月間500PV以下のECサイトはCVRが業界平均2〜3%でも月間注文数は10〜15件にしかなりません。多くのECサイトはそもそもアクセス数が足りていません。アクセスを増やすには商品関連のSEO記事作成、Google広告やSNS広告、Instagram・YouTube・TikTok運用の3つを組み合わせた集客ミックスが重要です。コンテンツSEOの始め方も参考にしてください。

原因2:商品ページの情報が薄い

写真2〜3枚とスペックだけの商品ページは店舗で商品が棚に並んでいるだけで説明員がいない状態です。購入検討ユーザーは詳細な特徴、使用方法、他商品との違い、レビューを知りたいと考えています。写真10枚以上、説明文500字以上、レビュー機能、Q&Aセクションを含む商品ページが最低条件です。当社が支援したアパレルECでは商品ページの写真を3枚→12枚に増やし説明文を追加しただけで、その商品のCVRが1.2%→3.8%に改善しました。

原因3:カゴ落ち率が高い

カゴ落ち率はEC業界平均約70%です(Baymard Institute 2024年調査)。10人がカートに入れても購入は3人。主な理由は送料が予想以上に高い(48%)、アカウント作成が面倒(26%)、サイトが信頼できない(18%)、決済方法が少ない(9%)です。送料事前表示、ゲスト購入導入、決済方法追加だけでカゴ落ち率を10〜15%改善できます。カゴ落ち率を70%→55%に改善するとそれだけで売上が約50%増加する計算になり、これが最もROIの高いEC改善施策です。

原因4:スマホ最適化が不十分

ECトラフィックの約75%がスマートフォン経由ですが、スマホのCVRはPCの約半分にとどまるケースが多いです。商品写真の表示サイズ、カートボタンの押しやすさ、決済フォームの入力しやすさをスマホに最適化することでCVRの大幅改善が見込めます。特に決済フォームではクレジットカード情報の入力をApple PayやGoogle Payで省略できるようにするだけで、スマホでのCVRが1.5倍になった事例もあります。スマホ対応の詳細も参照してください。

原因5:リピート施策がゼロ

新規顧客獲得コストは既存顧客維持の5倍です。一度購入した顧客へのフォローアップが一切行われていないECサイトでは、リピート率を10%→20%に改善するだけで年間売上が1.5〜2倍になる可能性があります。特にカゴ落ちメール自動送信は効果的で、送信した場合のカート復帰率は約10%です。購入後30日でフォローメールを送り、90日で再購入クーポンを配信するという自動化フローを構築するだけで、リピート率は大幅に改善します。

ホームページの改善をプロに相談

株式会社仁頼は、業種特化のホームページ改善・SEO・GEO対策を支援。8年超の実務経験、9,000記事以上の制作実績。

まずは無料相談 →

無料PDF資料

HP活用度診断
&機会損失チェックリスト

50項目で5段階診断。機会損失を金額で可視化する計算シート付き。そのまま社内提案書にも。

無料ダウンロード →

改善の優先順位

最優先

カゴ落ち対策(1週間で実施可能)

送料明示、ゲスト購入、決済方法追加。カゴ落ち率70%→55%改善で売上約50%増。最もROIが高い施策。

重要

商品ページ最適化(1ヶ月)

写真10枚以上、説明文500字以上、レビュー機能有効化。売れ筋上位10件から着手。

改善

SEO記事による集客(3ヶ月)

選び方やおすすめのSEO記事を月4本。12本で安定した検索流入開始。

成長

リピート施策+GEO対策(6ヶ月〜)

メルマガ・LINE配信、カゴ落ちメール自動送信、GEO対策でAI検索流入獲得。

ECサイト放置の具体的な損失額

ECサイトを放置するとどのくらいの損失が発生するか試算します。月間3,000PV・CVR 2%・客単価5,000円・カゴ落ち率70%の場合、月間売上は3,000×0.02×5,000×0.30=90,000円です。カゴ落ち率を55%に改善しCVRを3%に向上させると月間売上は3,000×0.03×5,000×0.45=202,500円。月間約11万円・年間約135万円の増加です。さらにSEO記事の蓄積でアクセスが3,000→8,000PVに成長すれば月間売上は540,000円。年間648万円は放置状態の年間108万円と比較して6倍の差です。月額15万円の改善投資でも6ヶ月後には投資を大幅に上回る売上増が期待できます。

AI検索でEC売上を伸ばす

ChatGPTやGeminiで「○○のおすすめ」「○○と○○どちらがいい」と検索するユーザーが増えています。GEO対策としてProduct構造化データの実装、比較記事やレビュー記事の作成、FAQPage構造化データの実装が効果的です。当社のGEO Hack実績ではenableX社でAI引用5件→45件を1ヶ月で達成しており、EC商材でも同様のアプローチで成果が出ています。

モールvs自社ECの使い分け

Amazon・楽天等のモールは圧倒的な集客力を持つ一方、手数料15〜20%が利益を圧迫し、顧客データはモールに帰属するため自社のマーケティング資産になりません。自社ECは集客を自力で行う必要がありますが、手数料は決済費3%程度で利益率が高く、顧客データを完全に自社で保有でき、SEO・GEO対策によりGoogle検索やAI検索からのオーガニック流入も獲得できます。最も効果的なのはモールで認知を獲得しつつ自社ECで利益を確保する併用戦略です。モールで商品を知った顧客を自社ECのメルマガやLINE登録に誘導し、2回目以降の購入を自社EC経由にすることでモール手数料を段階的に削減できます。

Shopifyで始めるECサイト改善

2026年現在、中小企業のEC構築ではShopifyが最もコスト効率に優れています。月額約4,000円で商品登録・決済・在庫管理・メール配信の基本機能がすべて揃い、テーマも豊富でプログラミング知識不要でプロレベルのECサイトを構築可能です。既存のWordPressサイトにWooCommerceを追加する方法もありますが、EC専用機能の完成度ではShopifyに軍配が上がります。まずは14日間の無料トライアルで管理画面を体験し、商品登録→テスト購入の流れを確認してみてください。

EC改善の費用対効果

ECサイトの改善投資はどの施策から着手するかでROIが大きく変わります。カゴ落ち対策は実装コストが低い(数万円)のに売上インパクトが大きいため最優先です。商品ページの最適化は1ページあたり数千〜数万円のコストですがCVRの改善効果は全商品に波及します。SEO記事は1本2〜5万円のコストで、6ヶ月後から蓄積型の資産として機能し始めます。当社の支援実績では月額10万円のEC改善投資で6ヶ月後に月商1.5倍になったケースが複数あり、これは標準的な成果水準です。ECは一度仕組みを作れば24時間365日稼働するデジタル営業マンであり、放置するのではなく継続的に改善を重ねることでその営業力は着実に向上します。

よくある質問

ECサイトのCVR平均はどのくらいですか

業界平均2〜3%。食品3〜5%、アパレル1〜2%、高額商品0.5〜1%が目安です。自社CVRが平均以下なら商品ページとカートの改善で大幅売上増が見込めます。

Shopifyと自作ECどちらがいいですか

新規構築ではShopify推奨。月額$29〜で決済・配送・在庫管理が揃います。年商1億円未満の段階ではShopifyで十分です。WooCommerceはカスタマイズ自由度が高い反面、保守の手間がかかります。

広告費ゼロでEC売上を伸ばせますか

SEO+SNS+GEO対策で可能ですが効果発現まで3〜6ヶ月。短期は広告併用が現実的。月額5〜10万円のSEO投資で6ヶ月後に月間30〜50万円の検索流入売上が標準的な成功パターンです。中小企業のSEO対策ガイドも参考にしてください。

放置ECサイトは作り直すべきですか

基盤が現代的(Shopify・WooCommerce等)なら不要です。商品ページ改善+カゴ落ち対策+SEO記事で十分改善可能。古いEC-CUBEやオリジナルCMSの場合はShopify移行を検討してください。放置サイトのリスクも確認を。

EC売上改善にいくらかかりますか

カゴ落ち対策(数万円)→商品ページ改善(10〜30万円)→SEO記事月4本(月額8〜20万円)→リピート施策(月額3〜10万円)。合計月額10〜30万円で6ヶ月以内に月商1.5倍が標準的ROI。制作会社の選び方も参考に。

まとめ

ECサイトの売上が伸びない原因は集客不足・商品ページの情報不足・カゴ落ち率・スマホ未最適化・リピート施策不在の5つです。EC市場は年率9%成長しており、市場が伸びているのに売上が伸びないのはサイトの問題です。まずカゴ落ち対策に着手し、商品ページ改善→SEO記事→リピート施策の順に進めてください。

関連記事

ホームページ放置のリスク|3年更新なしで起きること

ホームページの表示速度が遅い原因と改善方法

スマホ対応していないサイトが失っている売上

コンテンツSEOの始め方

GEO対策とは?AI検索最適化の基本

中小企業のSEO対策ガイド

業種特化のWeb集客を無料診断

株式会社仁頼は、建設・士業・製造業・医療・飲食など20業種以上の支援実績があります。

まずは無料診断で、貴社サイトの現状と改善ポイントを把握しませんか?

業種特化の無料診断を依頼する →

無料PDF資料

HP活用度診断
&機会損失チェックリスト

50項目で5段階診断。機会損失を金額で可視化する計算シート付き。そのまま社内提案書にも。

無料ダウンロード →

この記事を書いた人
齊藤一樹
齊藤一樹 代表取締役/Webマーケター

株式会社仁頼 代表取締役。横浜市在住。 2018年からデジタルマーケティング業界に携わり、Google広告・SEO・コンテンツマーケティングを中心に8年以上の実務経験を持つ。これまでに制作した記事は9,000本以上、70名を超える専門ライターとのチーム体制で、幅広い業界のWebマーケティングを支援してきた。 2022年9月に株式会社仁頼を設立。「受けた御恩を忘れず、信頼を得られるよう迅速かつ最適な対応をする」という信念のもと、SEO・広告運用・サイト制作などのマーケティング支援を行っている。 近年は、ChatGPTやPerplexityなどのAI検索でサイトが引用される「GEO(生成エンジン最適化)」の分野にいち早く注力。自社サービス「GEO Hack」を通じて、AI時代の新しい集客手法を企業に提供している。 「難しいことをわかりやすく、小さな会社にも大きな成果を」をモットーに、日々クライアントと伴走中。

← 介護・福祉施設のホームページ活用|採用と利用者獲得ホームページリニューアルの進め方|失敗しない手順 →

お気軽にお問い合わせください

デジタルマーケティングに関するお悩み、お気軽にお聞かせください。
仁義と信頼をもって、最適なご提案をいたします。

※ オンライン対応可。横浜・東京エリアは対面打ち合わせも可能です。

バナー